牙狼−GARO− #15「偶像」

おー、実にエログロ路線だ、さすがはハイパー・ミッドナイトアクションドラマ。せっかく深夜放送なんだから、正統派な話ばかりじゃなくこういうのもやってくれるのは話の幅が広がっていいことです。
今回のホラーは、憑依したのが造形家ということでガーゴイル。エキセントリック少年ボゥイ繋がりで鳥バード……は置いといて。第8話のモロクみたいに、憑依した人間の意識に大きく行動が左右されてるホラーですな。モデルとリンクしてる粘土像をブチブチ千切って犠牲者を甚振る*1のも怖かったけど、貪り喰った後掃除したバケツに髪の毛と血がべたー……とか喰い残しの手足を不法投棄(by鋼牙)とか生理的な恐怖を催す演出が秀逸だった。しかし板尾創路氏は変態芸術家がハマりすぎだ
ガーゴイルがいたのが西の番犬所の管轄地域だけあって、ガロは今回出番ちょびっと。でも、鋼牙の吹っ飛ばされながら魔戒剣で円を描いて鎧召喚がかっこよかったからOK、なにも問題なし。しかし魔戒騎士ってよその管轄地域で戦うことは勿論、行くことすら許されないのかな、子番犬の言ってたことから察するに。
カオルの悲鳴がすごかった、恥とかそういうの捨て去ってて(笑) いいホラー女優になれるんじゃないでしょーか。
今回は生身アクション多くて、前回不満だった方も満足なんじゃないでしょーか。今まで余り戦ってない零がメインだったしね。連結剣は想像以上にケレン味ある演出でかっこよかった。名前は肝心なとこが見えなかったけど、多分『銀牙銀狼剣』かな。ブーメランとして使うのは予想通り(笑)
鋼牙も零も復讐心で凝り固まってたのが、カオルと関わることで徐々に変わっていってるのがいいなあ。カオルが変に美化された存在じゃなく、割と傍若無人な上に本性暴きで「さっさと金出せ金!!」な女なのも上手いと思った(笑) カオル自身も変わってきてるしね、このままだと余生がもう短いとはいえ。
次回は雨宮監督の言ってた戦闘無しの話かー。でも過去語りとか後への伏線撒きがありそうで見逃せませんな。なによりゲストが麿赤兒

*1:犠牲者の悲鳴がまた真に迫ってて。