ウルトラマンメビウス ＃10「GUYSの誇り」
うっはー、盛り上がった盛り上がった。後半の着ぐるみ格闘とCGを織り交ぜた激闘はネクサスの最終決戦以来久しぶりに心が熱くなったなー。その他にもツルギの改心*1やGUYSジャパンの奮戦や、見どころ満載でしたっ。
セリザワ隊長の心に影響されたか、攻撃を止めるツルギ。その隙をボガールモンスに撃たれ……ってついこないだこの展開見たような……(笑)
ミライ、「仲間を助けるのは当然だろう！」「心は簡単には捨てられない、どんなに鎧を纏っても」ってほんっとに底無しにいい奴だなぁ……なんか毎回言ってる気がするけど。「地球の生き物だって、みんな一生懸命生きている。その命を奪えば、君はまた鎧を纏わなきゃならなくなる。地球という名の鎧を」は名言。どんなに復讐の理由が正当なものでも、手段を選ばず殺戮を行ってしまえばそれはボガールとなんら変わらず、逆にその行為がまた己への枷になってしまう。きっとツルギも優しさを捨ててはいないから……
GUYSオーシャンが主導となって行う、ボガール殲滅作戦。メビウスをも犠牲になりかねない怒る隊員が、ステレオタイプな描写なんだけどいいなぁ。これまでしっかりとメビウスと隊員達との絆を描いてきただけのことはある。「作戦のサポートなら、邪魔にならなきゃ何やってもいいでしょ（要訳）」と言うサコミズ隊長は実に後藤隊長イズムだった(笑) ミサキ女史も非常な決断を下したように見えて、そんなサコミズ隊長と目配せしてたりしてありきたりな嫌な上司キャラになってないのがいいなぁ。
重要な作戦なのにハブられてご機嫌斜めなトリヤマ補佐官に「重要な作戦だからでしょ」と、GUYS隊員と一緒に「希望……」と言って「お前はいい！」ってツッコまれるマル秘書には吹いた。いい場面なのにオチ付けやがってこの2人はっ、なんておいしいんだ(笑)
ツルギを倒し、その業をも背負うと言うリュウ。そしてリュウにそんなことはさせられないと、命を失う覚悟でボガールと戦う決意をするミライ。そしてメビウスとツルギを救出するために全力を尽くす隊員達……。三者三様だけど、みんなそれぞれ強い想いがあって、それを実現するために己のできる精一杯のことをしてるのが熱い。ジョージが「あーわかんねー！」って感じで頭かきむしってたり、台詞はないけど演技が芸コマだった。
泣きかけのリュウにハンカチを貸してからかうコノミで、ひとまず前回の借りは無しかな。
そして手を重ねての「Pride of GUYS！」 あっついなー！ 見てるこっちもわくわくしてくる。
ボガールを孤島へ誘き出し、ついにボガール殲滅作戦開始。「言ったはずだ、僕達はウルトラマンだと。それに、僕の仲間も付いてる。必ず、勝つ！」からダブル変身で最高に盛り上がる。いいなー、こういう正統派なの。1200mmシンクロトロン砲が全っ然効かなかったGUYSオーシャンの皆さんはご愁傷さまです(何)
メビウス＆ツルギ対ボガールモンスの死闘！ 今までのメビウスって主題歌がかかってるバックで街が壊滅したりメビウスがボコられたりな場面が多かったけど、今回は主題歌がかかっても盛り上がるぞ！(何)
回し蹴り連発や倒れたツルギを踏み台にしてボガールモンスが近付かないようにするメビウスや、アクションも冴えてるなー。初めの頃はなんか野暮ったかったのに。そしてウルトラムーンサルトキックｷｯ!( )ｷﾀ(. ﾟ)ｷﾀ!( ﾟ∀)ｷﾀ!!( ﾟ∀ﾟ )ｷﾀ━━━━━━━!!*2 きっとウルトラマン80直伝の技に違いない(笑)
CGでの空中戦もｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━ｯ!! ネクサスよりも更に上手くなってて、非常に格好いい。メビウスが最後に光の触手を切り払ったのはライトニングカウンター・ゼロかな。空中戦〜∞アタック〜着地までの流れがすごかったー、さすがは板野一郎氏だ。
ボガールの爆発の表現が、ほんとにすごい爆発！って感じで上手いなーと思った、わかりにくい表現だけど(笑)
「作戦成功ぉー！」のジョージとか泣き出すコノミとか隊長に抱きつくテッペイとか、いい味出してるなー（笑）
ついに復讐を果たすも、力尽きたツルギ。そこに光が降り注ぎ……ついにウルトラの母登場！ いやー、ここで引きとは。母の声はいったい誰になるんだろ。
次回は天地逆転して、双頭の尻尾1本になって蘇生したディノゾール・リバースとの戦い。マケット怪獣・ウインダムが登場だけど、こいつわたしの記憶が確かならカプセル怪獣中1の役立たずだったような……(笑) そして、ウルトラマンヒカリも復活して参戦！ 次回も勢いは衰えなさそうだなー。
とりあえずこれで第１部ボガール編（仮）は完結だけど、ミライを軸に仲間を集めていき、そこから隊員達のキャラを描き、ボガールの暗躍とツルギの因縁を絡めて決着まで突き進む展開は非常に上手かったと思う。これからもこのレベルを維持できたら、平成ウルトラ最高傑作と言っても過言じゃない出来になるんじゃないかなー。これまでも面白かったしこれからも非常に楽しみであります。
