ニュース23特集 ウルトラマンが見た今

うーん、やっぱり「現代ではヒーロー、正義というものの描き方が難しくなっている。正義という言葉自体が胡散臭いものとして認識されている」っていう話にするなら、やっぱりウルトラマンより平成仮面ライダーの方が的確だったなぁって印象。結局ウルトラマンって、どの作品でも『地球人の味方をして悪い奴らと戦うヒーロー』っていう枠からは出てないし。そこが悪いわけじゃないし、むしろ安心して見られるいいところなんだけど。
まあ、それ以前にも詰めが甘かった。差別問題に持っていくなら、『故郷は地球』よりも『怪獣使いと少年』でしょ。確か上原氏ご自身が、「あれは在日朝鮮人差別をテーマにした」って語ってたはずだし。軍拡競争で『超兵器R1号』はよかったけど、肝心の「でもそれは……血を吐きながら続ける、悲しいマラソンですよ……!」が無かったし。あの話の肝はあの台詞でしょーがー。個人的には、今流行りの先制攻撃論にかけて『ダーク・ゾーン』*1を紹介して欲しかったけどちょっとマイナーか。あと何故かゲスラが異常にフィーチャーされてて笑った。あいつそんなメジャーな怪獣じゃないだろ(笑)
……と、思ったら局によってはあの後もやってて、ウルトラマン80とか『怪獣使いと少年』とかウルトラマンメビウスウルトラ兄弟の宣伝とかハヤタダン郷北斗ミライのコメントとかがあったみたいで。
あのねー、えーっとねー、ふ ざ け ん な。どこまで地方人を馬鹿にしたら気が済むんだ、いい加減にしろ。

*1:攻撃しないと地球が全滅する状況だったから、仕方なかったんだけど。