仮面ライダーカブト #44

quon913さんと同じくひよりがあんまりにも酷すぎると思った。なんですか、君にとっては擬態天道は単なる寂しさ誤魔化す手段なだけですか、曲がりなりにも今まで守ってくれて「僕がずっと側にいる」とも言ってくれたのに礼の一言も無しですか。やっぱり結論だけはものすごく上手く収まって綺麗だけど、過程があまりにも酷すぎるんだよなぁ……なんなんだろう、この不愉快さは。
脚本ではもう仕方ないにしても、演出でひよりを天道の元に行く時に少しだけ振り返らせるとかさせればよかったのに微塵も振り返らず、後悔も何もないご様子。擬態天道が「こんな世界壊してやるー!」って怒ってたけど、そりゃあんな手酷い裏切り受けたら誰だって同じこと思うわ
あと、天道がひよりを説得する時に「ワームというだけで悪というわけじゃない」とか言ってたけど、そういう天道が冒頭で擬態天道のことを「そいつはワームだぞ!」って言ってるから説得力0なのよね。擬態天道が何か悪いことをした? 擬態元の天道を殺してないのは勿論、サルに立ち寄った時も蓮華や加賀美を人質にして天道を誘き寄せるようなことはしなかった。ただ蓮華の料理を褒めて*1、天道の居場所を聞いただけ。やろうと思えばサルを破壊し尽して天道を誘き寄せることなんて簡単にできたのに。天道を倒そうとしたことがワームとしての悪だと言うのなら、ひよりを守るために全てのライダーを倒して全てのワームを倒し、ひよりの生存を脅かしそうな奴は人間ワーム問わず問答無用で消すと言っていた一時の天道と同じ。肝心の天道が自分の言ったことも守れない奴なんだから、そりゃーいくら綺麗な言葉でひよりを説得してもこっちの心に響かないわけだ。

*1:これは確かにある意味とんでもない悪行かもしれないけど(笑)