ウルトラマンメビウス ＃43「脅威のメビウスキラー」
次回予告……っ！ おい、そこで切るのは反則だろうがっ！ 北斗によるA最終話のあの台詞にサブタイが『エースの願い』に、極め付けが北斗にかけられる夕子の言葉と、振り返った先にいる夕子……！ 今回も色々すごい話だったけど、次回予告はそれ以上だったっ。
気を取り直して本編。まずいきなり暗黒四天王登場っ！ メフィラス星人はちゃんと加藤精三氏っ！ ヤプールと合わせて初代メガトロンとコンボイ司令官だ(笑) デスレムの郷里大輔氏*1、グローザムの江川央生氏*2も豪華だし素晴らしい。何気に『皇帝陛下』という言葉がようやくはっきり表に出てきたのもポイント。
影絵格好いいなー、メビウスキラーのポーズでちょっとダークメフィストの変身シーン思い出したけど。ほら、石掘出てたし(何)
劇場版のゲストだったアヤが登場。ちゃんとタカト君の話出てよかった、劇場版見てない人に配慮するためにちょっとくどい言い回しだったけど。そしてミライ、相変わらず鈍感君かと思ったら少しは気の利いたことが言えるようになったね(笑)
メビウスの強さは、GUYSの仲間との絆で本来の何倍も強くなれること。ならば……というわけで、ヤプールの狡猾な分断作戦。ウルトラ族が持つテレポートにも、メビウスキラーという強力な隠し球を使い捨てにしてまでメビウスを消耗させることで防ぐ周到さ。自分で「私はしつこいのだ」って言っちゃうのには笑ったけど、粘着される方になればたまらないなぁ(笑)
メビウスキラーはエースキラー素体とでも言うべき異次元超人に、メビウスの戦闘データを与えることで生まれるのか。見た目が殆ど変わらないのが少し不満といえば不満だったんだけど、こういう理由ならそれもアリだなぁ。メビュームバーストも、前回の戦いで見せちゃったから使えるわけだ。メビュームシュートのポーズやメビュームブレードの出る手がメビウスとは鏡写しになってるのが憎い。しかし、使う技を指示するヤプールのなんと嬉しそうなことよ。
人型対人型だけあって、アクションにキレがあって格好いい。特にメビュームブレード同士の剣戟にはおお！と思った。
んー、身近な人の声援でメビウスが奮起するっていうのはいいんだけど、今回ちょっと流れが強引だった印象。そもそも劇場版見てない人にとっては、「いきなり出てきて何言ってんだこの女？」状態だろうしなー。この辺の流れには、今まで気を使ってたように見えただけに惜しい。
主題歌もかかったし、後は予定調和で一気に押し切るのかと思ったらタロウ教官直伝のメビュームダイナマイトー！？ いやー、これにはびっくりした、まさかダイナマイトやっちゃうとはっ。でもタロウは超再生能力を持つウルトラ心臓＋特訓のおかげで自爆しても再生できるってことだったと思うけど、メビウスはなんで再生できたんだろ。一応メビュームブレスにはウルトラの父のウルトラホーンに匹敵する超エネルギーが蓄えられているって設定だから、それを使って強引に身体を復元したのかな。
ともあれ、これでメビウスを弱らせて自らの領域に引き込み、どん底にまで突き落として自らの手で倒すというヤプールの計画通りになってしまったわけで。メビウスキラーがやられても余裕の表情で、メビュームダイナマイトの命名までしてるヤプールが底が知れなくてなかなかよろしい。
一方月面に向かったフェニックスネストも、ヤプールの罠で大ピンチに！ どうなるGUYS！ なんでリュウはずっと立ったままなんだ！(何)
……しかし、ここにきてあのヒルカワがミライが立ち向かう人間の暗黒面として出てくるとは思わなかったっ(笑) 次回ヤプールに扇動されてミライを追い詰めるみたいで、ミライがどう立ち向かうのか。
