コードギアス 反逆のルルーシュ #22「血染め の ユフィ」

これは……行く末自体は予想済みだったけど、こうも誰にとっても救いの無い形でくるか……さすが谷口監督。アニメで鳥肌立った展開は久しぶりだわ。
ユフィの気持ちを受け止めてルルーシュが方針転換を決めた途端に、以前マオの登場で伏線を張っていたギアスの成長のせいで全て台無しになってしまうこの絶望感。C.C.の言っていた「王の力はお前を孤独にする」が、こんな形でルルーシュに降りかかるとは……ルルーシュの涙の痛々しいこと。最初の方で貴族に言ってた、借り物の力で云々も皮肉な伏線だったんだなぁ……。演出的にはユフィと手を取り合おうとした=王であることをやめようとした瞬間に、ギアスが成長してルルーシュを無理矢理孤独な王にしようとしたように見えたけど、何者かの意志が働いているんだろうか。
超絶展開に息を呑んでたけど、狂喜する皇帝で吹いてしまった(何) 「やりおったか、あ奴!」って言ってたから、やっぱりルルーシュがギアスを得たのも知ってるんだろうなぁ。ユフィの凶行に感嘆したようには見えなかったし。シュナイゼルは、ゼロがどう動こうと黒の騎士団の抵抗を無力化できることまでは計算済みだったけどさすがにこれは計算外だったか。ここまで読んでそうだったけどなー。
今まで一言二言喋ったくらいだったカグヤが、ようやく表舞台に。京都六家にお飾りとして持ち上げられてた程度の存在だったみたいね、今回の周りの態度を見るに。それは置いといてかないみかの毅然とした声が予想外にかわいかった。
次回、とうとう本格的に引き返せなくなったルルーシュの東京独立宣言。この救いの無い連鎖はどこまで続くのか。