お話しよう

あまりに21話の脚本に呆れ果てたので、キャロによるルーテシアへの説得がどれだけアレな展開なのか素人考えで考察してみることにした。細かく言わずに文句だけ付けるのもなんだし。



・描写不足
これが最大にして全ての問題点。だって、ろくな描写もされてないキャラがろくにお互いを知る描写もないままろくな描写もされてない敵キャラを説得しだして面白いと思う人なんている?*1 そりゃあれこれ想像すると納得いく理由を見出せないことはないけど、これは視聴者の想像に任せますーなんて逃げずにしっかり描くべきことでしょ。どーでもいーことは一生懸命描いてたのに、こういう肝心要なことは何一つ描写できてない。


・キャロがどうしてそうしようと思ったのかが理解不能
上ともかかるんだけど、なんでキャロはルーテシアが悪い子じゃないと思って、どうして説得しようと思ったのかが普通に見ているだけでは一切理解不能。だってキャロとルーテシアの接触ってたった二回で、しかも一回は戦闘、一回は六課隊舎を壊滅させて去っていくところに遭遇で、どう考えてもルーテシアを悪い子じゃないとは言えない状況だし。キャロとルーテシアはニュータイプでお互い感応し合ったとかなら別ですがねっ。


・エリオとキャロの身勝手な行動のせいで、ティアナが孤立して絶体絶命の危機に陥っている
これは説明不要でしょ。乗せて連れて行ってやれの一言。



ざっと思いついて考えたのはこんなところかなー。要するに、一期でなのはがフェイトにしたことをキャロにやらせたかったんだろうけどそれだけがありきの展開で無理がありすぎる。一期の場合はなのはのこともフェイトのことも十分描写した上での展開だったから心に響いたしラストに感動もしたけど、こんな展開で最終的にキャロとルーテシアが名前を呼び合う展開になっても「ふーんよかったね。でもなんで?」としか言えない。まったくシグナムさんの台詞じゃないけど、本当に酷いことになってしまった。

*1:と書いたけど、はてなだけでも結構いるみたいね……なんだ、実はわたしがおかしいのか? うーん、そんなはずはないのに……