ウルトラギャラクシー大怪獣バトル ＃6「もう一人の怪獣使い」

サブタイ通り、『もう一人の怪獣使い』ケイト大活躍編だった。いかにも長谷川脚本らしい陰湿な罠でレイを追い込むけど、レイを怪獣使いとしてより強くするのが目的みたいだったりそもそもレイと同じ宿命を背負ってそうだったり*1で単純な悪役でもなさそうな感じ。声は常時エフェクトかけるのかなー、正直不気味な上に台詞聞き取り辛いんだけど(笑)
ケイトの脅迫でレイが黙って立ち去ったけど、オキ以外本当にレイがやったなんてまったく思ってないZAPメンバーがいいなぁ。何か事情があるはずだと事態を見守るボスに、レイは謎めいたところがあるけど悪い奴じゃないと言うクマさんに、アズサが錯乱していたからではと言う副長、みんないい仲間だ。
失意のまま荒野を放浪するレイの前に、突如現れたツインテール！　リトラ対ツインテールなんて勝負（ry　ちゃんと「ゴモラはまだダメージが癒えてない」と、戦闘でも前回の話と繋がってるのがいい。バトルは両者共にCG使いまくりで、怪獣プロレスとはまた違った面白さがあった。ていうかリトラ、インテールを掴んで飛ぶとか意外にパワータイプすぎ(笑)
おお、ガンQがオールレンジ攻撃でリトラを撃墜した！　まさかこれまで使ってくれるとは。
ケイトに囚われ、レイの怒りと闘志を煽るケイト……まるでオキがヒロインみたいな扱い。ちょっとでも疑ったのを素直に謝ったり、悪い奴じゃないんだよなぁオキも。ちょっと空気読めないけど。
召喚直後の、ゴモラとリトラが並ぶ絵が格好いいなぁ。すっかりゴモラもヒーロー付いてきた。
スペースペンドラゴンに迫るサドラの大群！　そしてワイバーンミサイルで一掃！　なにこの扱い……（；´Д｀）　てっきりここでハイパーオメガ砲を使うと思ってたのに。
レイの信頼に応えるように、ペンドラゴンが増援に！　共闘のためにあえてパワーを抑えていたゴモラも、猛反撃開始！　超振動波が誘導球体をものともせずにガンQに直撃するシーンがお約束とはいえ燃える。ワープしたガンQをドラゴンスピーダーが牽制して反撃を許さなかったり、ゴモラが倒れたところでリトラとドラゴンスピーダーが並んでガンQを撃ったりと、『怪獣と人間との連携』というメビウスのマケット怪獣を更に推し進めた演出が実に熱い。
尻尾アタックでぐるぐる回りながらぶっ倒れるガンQの動きがすごいなぁ……スーツアクターほんとに身体張ってるわ。
一発限りのハイパーオメガ砲で、ガンQを撃破！　一撃で木っ端微塵とはさすが50年前に怪獣を絶滅させた地球の元戦艦。もう撃てなくなったとはいえ、その一撃はガンQを倒すだけじゃなくレイとZAPクルーとの絆の象徴でもある、まさに「価値ある一撃」でこっちも熱くなった。
増援で来た時の「待たせたな、レイ！」とかハイパーオメガ砲が一発しか撃てないと聞かされた時の「それで十分だ！」とか上記の「だとしても、価値ある一撃だったさ！」とか、今回はボスがえらい暑苦しいけど格好よかった。小西博之氏いい演技してるなぁ、最初はちょっと滑舌が怪しいなーとも思ったけど。

*1:「勝ち続けなければならない」や「負ければ存在意義がなくなる」という台詞をやたら必死に連呼してたし。