魔法戦隊マジレンジャー #34「勇気の絆〜ゴール・ゴル・ゴルド〜」

最高。第二部最終回として、ほぼ文句なしの素晴らしい出来。燃えるし泣けるし、何より面白い。特撮番組かくあるべし!……って言ったら言いすぎかな(笑) とにかく、第一部クライマックスの魔法家族斬りに負けないくらい最高に盛り上げて締めてくれた、感動した! 前回に続いて、締めが静かだったのもよかった。
期待してたユニゴルオン&セイントカイザーは、すごいあっさりだったなあ。劇場版じゃブレイジェル以外誰にも懐かないって触れ込みだったのに、あっさりヒカル先生とリンに背中許してるし。まあ、劇場版で魁に心を開いてから心境の変化があったって脳内補完できる範囲内だけど(笑)
小津勇ことブレイジェル、賢者タイプの性格かと思ったら意外と熱い人だったみたいね。まあ、家族のためにたった一人でインフェルシアに殴りこみかけようとした人だからなあ。最期の「滅却せよ、殲滅すべし、冥獣帝ン・マ!」は震えがくるほどかっこよかった。

末っ子の魁がレッドであることを最大限に生かした、マジレッド対ウルザードの死闘。末っ子故に父との思い出が無く、「父さんとの思い出が、ウルザードとの戦いの記憶だけなんて……絶対にやだ!!」と絶叫する魁がもう、泣ける。ありきたりすぎて普通なら興醒めな、涙で正気に返るなんてことをここまで泣けるドラマに見せるのは流石。
メーミィ退場。最期の最期まで下衆野郎で実によかった。小津家のドラマと並行して描かれてたけど、印象が薄くならずに壮絶な最期を迎えてくれたのは嬉しい。「僕がお前を終わらせる!」と言い生身で剣を振るうヒカル先生、ようやく最近の負け戦連続の汚名を返上できたかな?(笑)
なんとン・マまでブレイジェルにやられて退場?というかタコかよン・マ様。出番あっという間に終わったけど、ちゃんとウルザードブランケンメーミィに与えた片目と牙と爪が無かった。
第一部ラストの母親の幻影に続いて、今回も父親に会えなかったマンドラ坊や消沈。まあ、鉢植えじゃしょーがないわなあ(笑) 
次回からは第三部開始。敵はなんとインフェルシアの神々、冥府十神。ってことはン・マ様って実は大したことなかった? そーいやブランケンも冥獣帝になるとか言ってたし、他の悪の組織の首領と違って功績さえあれば誰にでもなれる地位だったんだなぁ……