仮面ライダー響鬼 #37「甦る雷」

話自体はすごい面白かったけど、またまたまた(略)演出が……○| ̄|_ 劇場版も手がけた坂本監督だから期待してたけど、一部を除いて駄目だあ。もうここまで演出陣がダメダメばかりだと、響鬼自体に監督の腕を狂わせる何かがあるとしか思えんわ(笑) ……あ、乱れ童子の時の金田監督はよかったなあ。それと次回は555の「巧、復活」や「ファイズ2」で名演出を見せてくれた田村直己監督だ。これは期待しても……いい、かなあ……?
朱鬼は棒読みが('A`)だったけど、キャラはよかった。特殊能力が「呪術に長けている」で済まされたのには吹いたけど、これに納得できないならそもそも「鍛え続けて鬼になる」っていう基本設定自体も同程度におかしいわけで。音撃は、ハープの音で矢を作って放つ……って溜め長すぎ。そらノツゴを倒せないわあれじゃ(笑) 自分の中の鬼を殺せなかったけど、心まで鬼になりきることもできなかった哀しさは井上キャラの真骨頂だなあ。死んだ後で腕が皺だらけになって、白髪になる演出は心にくるものがあった。
憎しみこそが力になるんじゃないかと悩むあきらの上に、弟子の悩みも解決できず宗家の使命にも自信を持てないイブキなんて問題も出てきたけど次回以降に持ち越しなのね。予告でザンキさんに「今のお前は師匠だろうがぁ!!」って怒鳴りつけられてたし。ここであきらだけじゃなく、イブキの悩みも描くのは流石。
そしてサブタイにもなってる斬鬼復活!……なんだけど、なんだろうこの溜めも盛り上げも無い演出。時間的にいっぱいいっぱいだったっていうのもあるだろうけど、もう少しやりようが……。ザンキさんの「鬼の仕事は命を守ることです。人の命も、鬼の命も!」や音撃斬・雷電斬震がかっこよかっただけに、惜しい。