仮面ライダー響鬼 #38「敗れる音撃」

さすが神様仏様田村直己監督様、今まで響鬼の致命的な欠点だった演出面のへぼさがかなりマシになってた。場面転換多すぎで慌しさはあったけど、これは演出じゃなく脚本の問題だしなあ。その脚本も、そもそも29話もほとんど話を進めずにきた旧響鬼の負債処理をしてるだけだし。とりあえず井上じゃないってだけで褒めてる人のあまりの多さにうんざりしつつもウチはいつも通りで。
桐谷、たちばなに先回りしようと必死で自転車漕いでるのにウケた。たちばなでは澄ました顔で明日夢と話してたけど、きっとたちばなに着いた直後はひどい状態だっただろうなあ(笑) できれば明日夢たちに問題意識を持たせるだけじゃなく、明日夢から何かを学んで変わっていって欲しいところだけど。
自信喪失したイブキを叱咤しなきゃいけないしトドロキは弟子だった頃に戻っちゃってるし、ザンキさんマジ大変。前回からイブキの葛藤を引き継ぎつつ、音撃が完全敗北したことでトドロキの自信喪失を描いてるのは上手い。
ヨブコ、なんか妖怪というよりは海外のB級ホラー映画に出てくる怪物っぽい。よだれ垂らしてたし(笑) 音撃が効かない上に身体能力でも装甲響鬼と渡り合う強敵だけど、どう倒すか。身体自体が音撃に耐えられるわけじゃなく、波動で相殺してるだけだからそこを突くのかな。
今回は音撃の演出もよかった。鬼神覚声がちゃんと強そうに見えたし、三重音撃は前みたいな騒音攻撃じゃなかったし。あと、何気に爆裂強打以外の響鬼の音撃打を久しぶりに見た気が(笑)
次回は『始まる君』。“君”っていうのは明日夢だけじゃなくて、イブキやトドロキのこともあるんだろうなあ。……しかし、残りあと10話強なのにようやく“始まる”か……(笑)