牙狼−GARO− #22「刻印」

最終決戦に向けての、最後の解説とそれぞれの意志表明が主で嵐の前の静けさ的な話。
カオルに現れた刻印は、最強最大のホラーである『メシア』が出現するためのゲートとなるもの。キバの目的はそのメシアをも喰らって完全無欠の存在になること。何気に古文書に書かれてたメシア出現の方法がグロい、首ちょんぱの上断面から出現するって……
やはりキバ=バラゴ。ホラーに家族を殺された怒りと憎しみ、それに魔戒騎士の力への過信から心を闇に喰われ、禁断の術に手を出したと……。鎧の装着限界を過ぎたらどうなるのかが今まで描かれてなかったけど、鎧に喰われて魔に堕ちるのか。大河が最期に顔に付けた傷が、ただの悪あがきじゃなくて必殺の一撃だったのはよかった、また大河の格が上がった。
あー、カオル父が描いた絵本は普通に大河のことだったか。結末は描けなかったんじゃなく、あえて描かなかったのね。最後のページに子供たちが思い思いの結末を描いてるところ、ちょっと感動した。特に花畑で黄金騎士がみんなと楽しそうに遊んでる絵が、その前のページがどこか不吉な雰囲気があるだけにぐっとくるなぁ。
なんと、カオルはバラゴと会っていた! メシアのゲートの呪いをかけるためだったんだけど、666のこじ付けが余りに強引過ぎてちょっと……6人目に会った子供が6歳で6本花を持ってたからってバラゴさん(笑)
あくまで素直になれない鋼牙、ここまで素直じゃないと深刻なこと言っててもすっごい微笑ましい(笑) 結局素直になれない仲間な零も面白いぞ。
カオルを救うため、己の宿命に決着を付けるため、最強の魔戒騎士二人が往く! うっわー、並び立つ二人がすっごいかっこいい、打ち切り漫画みたいな絵だったのは置いといて(笑) 最終決戦に向けて盛り上げてくるなー。
エンディングはなんと、鋼牙と零とカオルが歌う『僕が愛を伝えていく』。結構歌上手いじゃないか鋼牙。カオルのコーラスはかわいいし。零は後ろでボソボソなんか言ってるだけに聞こえたけど(笑)
次回はコダマと決着かな、なにやら鋼牙に不穏な空気が漂ってるけど、友情と愛でなんとか! そしてゴンザがちょっと危ない……これ以上身内死なせたら、鋼牙が可哀想過ぎるぞ。