ウルトラマンメビウス #29「別れの日」

うあああああああああああ・゚・(つД`)・゚・ これはヤバい、全体的に重苦しい雰囲気とインペライザーがもたらす絶望感、今までのドラマを踏まえたミライと仲間達との絆、それにウルトラマンタロウ登場!とまさに見所しかない話。前編でこれとは素晴らしすぎる。
今回の影絵は手がブレードに変形。地味だけどあのギミックを表してて上手い。
とりあえずまずテッペイのパジャマで吹いた、あれじゃ囚人服だ(笑) ミライがカレー作ってあげるっていうのがいいなぁ。ちなみに、テッペイは「朝からカレーなんて……」って言ってたけど、朝食は一日の活力の源だから重たいもの食べるのはいいらしいよ(何)
その他のメンバーのところを回るのも、コノミには幼稚園の先生のお手伝い、マリナにはマシンの整備、ジョージにはサッカーの相手となって、ちゃんと以前のドラマを踏まえたやり取り*1をしてるのが上手い。ミライ、ホントに真っ直ぐで純粋で、見てて気持ちいいくらいいい奴だ。あ、コノミのデスクに置いてた行動表がやたら可愛かった、さすが幼稚園の先生さん(笑)
最後に、ほぼゼロになったGUYSをミライと一緒に引っ張ってきたのはリュウ。ガンフェニックスを見上げるところで既に涙腺がヤバい。直後のサンドイッチ作っちゃってるミライには吹いたけど、ミライそれ違うよ色々と!(笑)
そして、インペライザーが出現。降ってくるでも飛んでくるでもなく、『そこに現れる』という出現方法が外観と相まって実に不気味。淡々と街を破壊し、破壊されても再生して更に腕を大型ブレードに変化させてメビウスブレイブをも圧倒、そして上半身が吹っ飛んでもなお進撃しようとする様は久しぶりにこいつはヤバい!と思わせる強敵ぶりでゾクゾクした。
インペライザーにいつも以上の緊張感を見せるサコミズ隊長。この人はいったいなんなんだもう!(笑) ウルトラ戦士とも取れるけど、「ミライに全部事情を聞いてましたー」でも十分矛盾しないんだよなぁ、今までの思わせぶりな描写。
リュウの前で変身しようとして、父の忠告を思い出すミライ、墜落するガンフェニックス、逃げ惑う人々、宙を舞う赤い風船、そして……「今までありがとうございました! 見ててください、僕の最後の戦いを!」 これはキた、鳥肌もの。特に、第1話でミライの地球への来訪を印象的に描いた赤い風船がまたミライの戦う契機となる辺りが。そういえば、あの時ミライが言われて感慨深げに繰り返した言葉も「ありがとう」だったっけ……
決死の覚悟で絶望的な戦いに挑むメビウスだが、火力装甲共に遥かに上回るインペライザーに苦戦は必至。ブレイブをも歯が立たずなくて、いつになく真剣にテンパる補佐官が印象的。力尽き倒れ、ついにとどめを刺されそうになった時……!
出たぁぁぁぁぁぁ! あのブレードを砕いたのはストリウム光線! そして劇場版でも使われたテーマ曲のアレンジと共に、ウルトラマンタロウ、登場! 見てるこっちも気分はテッペイとシンクロしまくり(笑) 昔と同じしゅぴぴぴしゅぱぱぱしゅぴぴぴって効果音と無駄な回転でスワローキックまで! しかも「ストリウム光線!」でインペライザーの上半身を木っ端微塵に吹き飛ばすなんてサービスしすぎ!
今回、特撮もオープンセットやリュウの前でガンフェニックスを助けるメビウスや、倒れたメビウスをあおりで撮るアングルとかで巨大感がよく出てたのが素晴らしい。特撮班も気合入ってた。
ミライを探すリュウのモノローグが……!・゚・(つД`)・゚・ 「その台詞は俺のじゃねぇか……! お前を助けてやってる気で、いつも助けてもらってたのは俺の方じゃねぇか!」で決壊、もう駄目、泣いた。今までちょっとウザい時もあったリュウの描写が、こんな風に生きてくるなんて。
次回予告がまた泣かせるんだよなぁ……
メビウスは俺達の仲間なんだよ! これからも一緒に地球を守りてぇんだ!」
「俺もだ!」
「あたしだって!」
「あたしも!」
「僕もです!」
「一生のお願いだ……メビウスを帰さないでくれ!」

だもんなぁ。過去にここまで言われたウルトラ戦士がいただろうか。お前らみんないい奴すぎ!
メビウスとタロウの師弟タッグにGUYSを身を挺して庇うメビウス、それにタロウのウルトラダイナマイトに満を持して登場のメビウスバーニングブレイブと、次回も素晴らしいことになりそうで楽しみ楽しみ。パワーアップの経緯と描写でまた泣いちゃうかも。“俺達の翼”とも繋がる、GUYSとの友情の炎でパワーアップらしいし。

*1:コノミの時は18話で子供相手に苦労したこと、マリナは2話で自分が誘ったこと、ジョージは5話でサッカー対決したこと。