ウルトラマンメビウス #31「仲間達の想い」

前回のバーニングブレイブ発現を受けて、何故バーニングブレイブにパワーアップできたのか?という理由を描いた話。結論はベタだったけど、こういうのはベタでいいんですよ! 描き方が非常に熱くてよかったし。
冒頭のナレーションがなくなってメビナビが復活。あれは今後の展開*1への前振りのための、兄弟の紹介だったのかな。
とりあえず、ミライも他のGUYSメンバーも変わらない態度でホッとした。ここだけは変わって欲しくなかったからなぁ、馴れ合いチームと呼ばれようとも。リュウがかなり丸くなってたり、個々の能力や装備は優れてるけど寄せ集め集団だった序盤に比べるとチームのあり方自体は色々変わってきてはいるんだけど。
ウルトラにおいて、誕生日パーティーは激動の前兆(何) 豆→福豆は吹いた、リュウが責任押し付けられても納得しちゃうくらいのミライの天然具合(笑) 「これならみんなで歳の数だけ食べられるし」って隊長にフォローされてるし。そして補佐官お約束。やっぱこの人にはしばらくミライの正体は教えちゃ駄目だな、マルならともかく(笑)
ロベルガーが破壊した怪獣要撃衛星の守備範囲は、すっぽり日本。やっぱりメビウスに的を絞って仕掛けてくるみたいだなぁ、“あのお方”は。
GUYS総本部が円盤攻撃に使おうとしたAZ2006ミサイルって、ムルロアを倒したあれの改良型だよなぁ。シルバーシャークやライトンR30といい、過去に強敵を倒した技術がきちんと後に継承されてるのはいい感じ。
「僕は戦います!」「僕らは、だろ?」は、これからのメビウスの基本路線を簡潔に表した台詞ですっごくよかった。ウルトラマンが地球人を助けるのではなく、共に立ちはだかる闇を越える、僕らで未来を作っていくことこそがメビウスという作品が目指しているところなんだと思う。
ロベルガーはメビウス抹殺指令が出ていることを示唆するって予告にあったから知能があるのかと思ったら、指令を連呼する戦闘マシンだったか。わざわざ「日本語!?」って言ってたし、指令を口に出してたのにはまだ裏がありそうな感じ。倒れてもまったくノーモーションで起き上がったり、無機質にウルトラマンメビウス抹殺」を連呼しつつ全身から光弾を連射してマウントポジションで容赦ない攻撃を仕掛ける辺りが、無機質な不気味さが出てて非常によかった。円盤生物ということで、影絵でも本編でも円盤形態を見せてくれたのも○。変形がめちゃくちゃ誤魔化されてたけど(笑)
メビウスの危機を救うべく、ファイヤーウィンダムとガンブースターが奮闘! 強いぞファイヤーウィンダム*2 どう見ても弁解しようがないくらい1分以上戦ってたのには目を瞑ろう!(何) 話の流れや演出のせいで、あのままGUYSが倒しちゃうのかと思った(笑)
バーニング変身は燃えるなぁ、文字通り。炎が∞を描き、胸に胸に炎が浮かび上がるのが格好いい。そしてメビュームバーストで何かを思い出すんだよなーと先週からずっと思ってたけど、ウルトラマンGのバーニングプラズマだと気付いた。あのたった2回しか使われなかった上に2連発しなきゃ決め手にならなかったのに設定では最強な技。
円盤群の目的とかまだまだ不安な要素は残しつつも、これからのメビウスが辿る道が示された。これからどう迫り来る脅威に立ち向かいどんな結末に向かうのか、ますます楽しみになってきた。
……あ、そういえばニュースキャスター役でコスモスのドイガキ隊員の人が出てたなぁ、声と容姿が特徴的だからすぐわかった(笑)
次回はとうとうあの超問題作、『怪獣使いと少年』の正当な続編。クライマックスの群集によるリンチシーンが忠実に再現されてて、不覚にもちょっと笑ってしまった(笑) 「そんなに地球人が憎いのか!」「ああ憎いね……! 殺されたメイツ星人は私の父だ!」は、まさに憎悪や悪意の連鎖だなぁ……。メイツ星人が殺されたのは完全に地球人が悪いだけにビオに対して反論のしようがないのが重い。これをミライと仲間との絆がより深まった今回の後に持ってくるのは考えてるなぁ。あれから30年経っても解決しない問題に、メビウスがどう答えを出してくれるか。マックスみたいな、とりあえず口先で批判だけして放置して終わりなのは勘弁な! 絵的な面では、ゾアムルチは適度なアレンジで格好いいし雨に濡れる中対決もあるみたいだしで期待。


ところで、某所でメビウスについて「狂信的な感想も見かける」なんて言われてたけどひょっとしてうちのことかなー、まぁ狂信的でいいやー、それくらい面白いしー。作品の感想書く時に「べた褒めしちゃいけない」なんて決まりどこにも無いもんねー。

*1:ウルトラ兄弟が続々客演。

*2:ファイティングポーズがメビウスの真似だったし。