ウルトラマンメビウス #41「思い出の先生」

レオの客演が熱い動なら、こちらの客演は感動の静。まともな戦闘は前半で終わって後半はほとんど80と生徒達との思い出と再会に割かれてたけど、ウルトラマン80教師編の決着』を謳うならこのストーリーは至極自然だと思う。リアルタイム世代じゃなくビデオや再放送で見ただけだけど、全編懐かしくて感動。今回もホントにツボを突いた作りで素晴らしかった。……ただ、これ80を知らない人にとっては過去最高にどーでもいー話だっただろうなーメビウスやGUYSが話に全っ然関係ないもんなー(笑)
冒頭、いきなりかつて登校拒否児だった塚本が登校拒否児を迎えに行く展開に涙。しかも逆立ちで「こうしていると、地球を支えてる気持ちになる」まで! 物語は掴みが大事というけど、まったくこれ以上ないくらいがっしと掴まれた。
宇宙からの追撃戦を経て、ウルトラマン80対円盤生物ロベルガー二世! 80独特の、手を振った時のシュポッ!って音が再現されてて芸コマ。そしてウルトラレイランス→サクシウム光線! まさかこんな地味な技使ってくれるとは思わなかった!
しかしロベルガー、相変わらず重そうな着ぐるみの割にやたら動きがいいなぁ(笑) 80とメビウス相手に圧倒されずにほぼ互角に戦ってたし。
突然消えてしまった矢的先生の思い出を語る生徒達と、そのことを未だに後悔して申し訳ないと思っている80でまたじーんとくるわけで。路線変更*1で有耶無耶になって消えてしまった設定に、20年以上経った今新たに決着を付けようとするのがなんともたまらない。
悩むミライには、もはやお馴染みとなったサコミズカウンセリングが(笑) 「人間って、色々面倒くさいんだ。でもそういうのが、思い出になっていく」かぁ……相変わらず含蓄があって、深いお言葉ですサコミズ隊長。
オリジナルのホーを呼び出した真一まで出てくるかっ! 役者さんは違うとはいえ、ここまでやってくれたらもう何も言えません。しかし、またホーが出てきてびっくりしただろうなぁ(笑)
生徒達と矢的先生を再会させてあげたいという想いから生まれた、硫酸怪獣ホー。目つきが80の時より心持ち優しくなってるのがいいね。怪光線吐いててあれれー?と思ったらちゃんと硫酸の涙も使ってくれてよかった。とどめはバックルビーム! いやー、冒頭いきなり使ったスパイラルビームといい、短い出番だけど色んな技を使ってくれたのが嬉しい。
仰げば尊し』は反則。・゚・(ノД`)・゚・。 そして、もう一度矢的猛として、生徒達と向き合う80……! 長谷川初範氏の変身シーンは無しって聞いた時は残念だったけど、こういうストーリーなら納得した。
さーて次回は、ゴモラ! タケナカGUYS総議長!*2 宇宙ビートル対円盤群! ゾフィー! レッドキング! ゴモラレッドキングを操るヤプールの暗躍!*3とまあとんでもないことに。マックスのベタ使い回しとはいえ、ゴモラレッドキングが同じ話に出てくるこの豪華さが堪らない。これから最終局面へ、ラストスパートだけに熱い展開が楽しみすぎ。
……で、その次回予告なんだけど、宇宙ビートルに乗って円盤群と戦うサコミズ隊長、何故か親しげなサコミズ隊長とタケナカ総議長、サブタイが『旧友の来訪』……これってひょっとして、サコミズ隊長って科学特捜隊にいたのでは*4「お前達だけでも地球に帰れ! そして伝えるんだ、地球が今も外敵から狙われ続けていることを!」ってことは、あの宇宙での戦いはウルトラマン最終回直後のことで、サコミズ隊長とタケナカ参謀の働きで地球防衛軍とウルトラ警備隊が設立されてたとか……うっわ、うっわ、ちょ、これ当たってたらすっごいよ! まさか、ウルトラマンウルトラセブンとのミッシングリンクに切り込むなんて! とんでもないよメビウス! いったいどーなるんだー!?

*1:もちろん路線変更=悪とは言い切れないけど。80でも俗に言うSF編はストーリー的にも特撮的にも秀逸な話が目白押しだし、最近では響鬼なんかも路線変更後の方が遥かに話の完成度は高かった。

*2:当然演ずるは、ウルトラ警備隊のタケナカ参謀と同じ佐原健二氏!

*3:ヤプール人間態を演ずるは、なんと清水紘治氏!

*4:見た目が殆ど変わってないのは、ゾフィーが何か関わってるとか……