天元突破グレンラガン #13「みなさん、た〜んと召し上がれ」

文武両道で意志を真っ直ぐ突き通す意地を持ってるニアも料理だけは駄目でした、と。オチとしてはありきたりだったけどロシウの悶絶具合とか気にせずどころか美味しいと言って馬鹿食いするシモンとかが面白かった。やっぱり愛に勝る調味料はないなコンチクショウ! そしてショートカットのニアは存外の破壊力でありました。シモン相手にはだんだん口調が砕けてきてるのも可愛いなぁ。
でも実は本筋はそこではなく、ある意味シモン以上にカミナの死を引きずってたヨーコがようやくカミナを吹っ切る話。まだまだ子供だと思っていたシモンがカミナの宿敵であったヴィラルと一人で互角以上の戦いを繰り広げたことで、カミナの死を振り切ったシモンの成長と自分も振り切ることを決意するストーリーが上手い。「カミナのことが好きだった」と過去形にして振り切ったシーンは、作画の異常な綺麗さと相まってなかなか胸にくるものがあった。
カミナと関わって変わったといえば、ヴィラル。初めは人間を見下しているという典型的な悪役だったけど、エンキの兜を奪われてカミナに固執するようになって、更にカミナという『特別な人間』だけではなくシモンにまで敗退していたことで「獣人は人間より圧倒的に優れている」という価値観が揺るがされていく。人質を取ったシトマンドラの命令に逆らったり螺旋王に作品の根幹に関わるような質問をぶつけたり、ヴィラルもまたストーリーに密接に関わってきそう。余談だけど、エンキって飛べたのね……普通に空戦してて驚いた。
戦闘面では、何はともあれドリルでスパイダーマンするグレンラガンですよ(何) 挙句飛行ガンメンを吸収して飛行・空戦能力まで得るし。まさになんでもありだなもう(笑) でも飛行グレンラガンはがメチャ格好よかったからOK。
ダイグレン跳び蹴りー! なにこの戦艦! やたら超絶作画だし! ダイガンテンの飛び球を得たことで飛行能力を得たけど、また敵からの略奪物でパワーアップですか。
獣人が夜には攻めてこないのは、眠らなければ体組織が崩壊してしまうからだったのか。ということはテッペリンは夜に攻めれば楽勝……と思うけど、そこは多分夜行性で昼に眠る獣人もいるんだろうなぁ。