ウルトラセブンX #9「MEMORIES」

いろいろな意味で問題作だったセブンXも、ついに平成ウルトラ伝統の最終三部作突入。1クールって短いなー、ついこないだ始まったばかりのように感じるのに。そしてとうとう短い戦闘シーンすらなくなって……これから最終話までが1エピソードって解釈なんだろうけど、それでもなー、あのネクサスですら一度も変身せずに終わる話はなかったはずだし、うろ覚えだけど。
今まで散々ほーら胡散臭いでしょー?な描写をされてた政府が、ついに敵に回ることに。今のところは真実を覆い隠す情報統制とそのための手段を選ばない行為くらいだけど、それがラスボスじゃ情けなさ過ぎるんでジンの過去にも絡んだ何かがありそうな予感。
『何を信じるのか』というのもこの作品のテーマの一つだと勝手に思ってるので、今回はそれが特によく出た話に感じた。政府は当然信用できない、仲間も政府の人間なので完全には信用しちゃいけない、エレアもどこか胡散臭くて信用できない、そもそも自分自身すら記憶喪失で信用できないと、八方ふさがりなジンの状況がなかなか恐ろしい。信じられるのは、ウルトラアイとそれで自らが変身する“セブンX”という力だけ。まあ視聴者からしたらそれすらどこか胡散臭いんだけど(笑)
政府の部隊と遭遇したジンがDEUS所属って証明しただけで特に咎められることもなかったのを見ると、やっぱDEUSってその筋じゃかなりの権力があるんだな。
「モニターが監視カメラなんだ!」→ついーと空中を滑るようについてくるモニターにはちょっと笑っちゃった。ビル街にあるからあまり気にならなかったけど、ああいう大自然の中にあると違和感がすごい。
ジンの突拍子もない話に、「信じてやりたいけど」って言うケイはやっぱいい奴だ。
今回のゲストは、斎田リコな中丸シオン氏と海本先生な北岡龍貴氏*1で妙にネクサスしてた。

*1:胡散臭い尾行に定評のあるインパクター・ラディアでもいいけど(笑) ところで改名したのね。