トミカヒーロー レスキューフォース #1「ファイナルレスキュー承認 爆鎮完了!」

なんだかいきなり最終話みたいなサブタイで始まったレスキューフォース、期待通りの面白さで掴みはほぼ完璧。主人公である新人の配属→軽く訓練描写→謎の敵の暗躍で災害発生→出場、救助→敵出現、戦闘→ファイナルレスキュー!と第1話で描くべきことをしっかり描き切ってた。
敵組織がいるということでレスキューはどうでもよくて、結局戦闘に流れるのかと思ったら主人公がはっきりと「俺の仕事はお前らと戦うことなんかじゃない、人々を助けることだ!」って宣言してくれて、そこは安心した。まあ中盤辺りから戦闘メインになりそうだけど(笑)
各メンバーは訓練を通して割としっかり描けてて、1話目から空気キャラ確定っていうのはいなさそう。レイとの格闘技の訓練が、後の伏線になってるのはいいなぁ。
安田大サーカス、結構アフレコ上手いなぁ。まあ約一名元からアニメみたいな声の人がいるのも大きいんだろうけど。タイムボカンの三馬鹿的お馬鹿敵キャラでなかなかよかった。超災害を起こすマシン、ツマミとか付いてて捻ると火が出てきたから火炎放射器的に使用するのかと思ったら金鎚でカンカン叩いたら離れた工業地帯が大爆発って! 斜め上過ぎる!
出場、着装とゴーゴーファイブファンにとっては懐かしい単語がちらほらと。フジテレビ社屋がフェニックスネストに変形とかレスキューストライカーを収納するのかと思いきや機首にぶら下げるだけとか「これやってみたかったんだよな〜!」とか、妙におかしいところがああ、リュウケンドースタッフが作ってるんだなぁと思う(笑) CGを使ったメカ描写の格好よさは流石だなー、リュウケンドーでの経験がしっかりと活かされてる。
「ブレイクハンマー!」「ブレイクアックス!」とレスキューツールを取り出しといて、蹴り破ったように見える演出に泣いた。というかあれ本当に蹴り破ってるよね(笑)
あくまでレスキュー部隊だから、格闘技をやってなきゃ戦闘員にも押されるっていうのは理に適ってていいなー。キレてコンクリートの柱振り回して、救急車に轢き逃げさせるR4が怖い。R1に「すごい」って言った時、R2とR3が「お前もだよ」と言いたげに見るとこで吹いた(笑)
爆裂的に鎮圧せよってどんなキャッチフレーズだと思ってたけど、ファイナルレスキューを見てこりゃ爆裂的な鎮圧だわと納得した。一歩間違えば周囲に甚大な被害が出るレスキュー、素晴らしい。しかしタカラトミーは放水で凍らせる消防車に拘りでもあるのか、ファイヤーコンボイといいレスキューストライカーといい。
色々詰め込んだせいで、終わり方はあっさりだったなぁ。響助の「自分の命も大事にしろよな」は訓練生と見下してた輝を認めたいい台詞だったけど。
エンディングが防災訓練なのもリュウケンドーらしい。訓練かと思ったら、『次回もお楽しみに』の垂れ幕を運んでたとか……ああ、いいなぁ(笑) 今日のレスキュー講座はまんま今日のSHOT情報だし。
期待してた以上に面白かったので、これは当然視聴継続決定。戦隊もライダーも面白いし、ケータイ捜査官7もよかったしで今年も恵まれた特撮ライフを送れそう。