コードギアス 反逆のルルーシュR2 #20「皇帝 失格」

腹黒シュナイゼル全開なお話。スザク? ああ、もっと早くこうしてたら散々あれこれ言うこともなかったのにねぇ……
皇帝の最終計画発動に伴ってか、なんとマリアンヌ復活。やっぱりアーニャはマリアンヌの入れ物だったか。しかしギアスで意識だけ他人に移して生きてたって……おまけにC.C.を覚醒させるとか、マリアンヌのギアスちょっと便利すぎないか。マリアンヌが表に出ている時がギアス発動状態みたいだから、ジェレミアにギアスキャンセラーかけられたらアーニャの人格のみになって今度こそ死んじゃうのかな。
で、気になるのはアーニャ自体は何者なのか?ということ。『マリアンヌがギアスで人格を移すため、その辺から連れてきたただの子供』でも筋は通るし一応は問題ないけど、気になる。
つーかマリアンヌ意外とお茶目だなっ。小説とかドラマCDとか一切触れてないから、どんなキャラかイマイチ掴めてなかったけどこーいう人だったのか……ルルーシュの母親だけあって口八丁手八丁の腹黒さも持ってるし*1、ナイトメア操縦もそれだけで貴族に取り立てられたくらいらしいしなんだこの完璧超人ルルーシュの回想で優しい聖母みたいな人物だったのは……あれだな、ザコンの脳内美化
C.C.はコードを皇帝に取られたんじゃなく、取られないように自ら封じてただけだったのか。ともあれ傲岸不遜C.C.が帰ってきて嬉しいです(何) いや昔のは昔のでいいんだけどね、なんか落ち着かないというかね!
裏切りの筆頭に立ったとはいえ、扇はNo.2でこそ実力を発揮する人物でトップに立つと優柔不断で駄目になっちゃうのは一期冒頭でも明らか。いきなりディートハルトからは見切り付けられそうだし、なんだか本気になっちゃってるヴィレッタ連れて今のうちに田舎に引っ込んで教師に戻るべきじゃないかこの人は(笑) まー後のことを何も考えず、その場の感情だけでほいほいゼロを「切り捨てた」前回の愚かさと軽率、短慮っぷりを見るに今の状況も仕方ない。
「こんな状況で皇帝に刃を向ける人物を、わたくしは一人しか知りません」 こうもあっさり状況から扇達のクーデターを見抜くとは、やはり神楽耶と星刻は格が違った
ランスロットアルビオンのことです」「今の君には渡したくないねぇ」 そりゃあキ○○イに刃物だからなぁ……(何)
今まで散々怪しい行動を取ってたシュナイゼル、ついに皇帝へのクーデターを決行。誰もが聞きたがる、受け入れたがる言葉を次々述べて相手を自分のペースに引き込んじゃうのはほんとシュナイゼルの得意技だなぁ。その本質は言葉通りの聖人君子なのか、それとも。個人的には、シュナイゼルの言う理想論などには白々しさしか感じないけども。
フレイヤ投下の被害「君のせいだ」
フレイヤ投下の功績「それは自分の功績です」
なにこいつ……(;´Д`) いや今回で手段は選ばないことにしたみたいだから、功績を過剰に主張するのはわかる、けどならニーナに嫌味言う資格はないだろうと。うだうだやってないで吹っ切れたのはよかったけど、皇帝に斬りかかる時にユフィやルルーシュ兄妹のことを口に出してたところを見るに、方便で自己正当化して責任転嫁するところは何一つ変わってないのね
とうとうビスマルクから「貴様のような裏切ってばかりの男が信用されているとでも思っていたのか?」と言われちゃったスザク。本人の気持ちはどうあれ、形では確かにその通りなんだから何も言えないわなぁ。父を裏切り、国を裏切り、コーネリアを裏切り、そして皇帝をも裏切ったわけだ。
ルルーシュの皇帝を倒す秘策は、まずはギアスで皇帝の親衛隊と神根島駐留部隊を同士討ちさせる→その混乱の隙を突いて遺跡に侵入→自分も一緒にいるということで皇帝を油断させ、扉を爆破して自分ごと皇帝をアーカーシャの剣から永遠に出られなくする、か。やっぱりルルーシュはこういう手が限られた状況で、ギアスと知恵だけでなんとかする方が輝いてるなぁ。R2では珍しい、ルルーシュの策がさくっと決まる展開は久しぶりに楽しかった。ただ、次回空気読まないスザクにまた台無しにされそうだなぁ……もはやお約束の域に達してるし。
次回はラグナレクの接続。マリアンヌの死の真相が明らかになりそうな感じ。

*1:ルルーシュの策に乗せられたふりをしてビスマルクに攻撃して反撃を受けて、更に誤解が解けたふりをして損傷を理由に地上に降りても不自然じゃない状況を作り出すとかマジ策士。