仮面ライダーカブト #11

ファンもアンチも首を長〜くして待っていた井上敏樹氏参戦なわけだけど……田崎監督久しぶりだからって暴走しすぎ!
正直話自体は特にはっちゃけたところは無い、今までのカブトの空気読んだストーリーだったと思う*1けど演出がもう、逆方面にバーストしてスリップしつつ大暴走!って感じだった。鰹の時の石田監督かと思ったもん(笑) わたしは30分ケラケラ笑いながら楽しんだけど、これ拒絶反応出る人も多いだろうなー。そして何故か脚本ばかりが叩かれる、と*2。まぁいつものことですけどな。てか既にはてなじゃそんな状態だなぁ。よくも悪くも有名になりすぎて『井上敏樹』って4文字だけが一人歩きしてるな、井上氏は。
「天道がいつもより態度キツすぎでキャラ違う、井上め!」って言ってる人を見かけたけど、これは前回から次回へと繋ぐための溜めでしょ、どう見ても。次回予告で「お前は何のためにZECTに入ったんだ?」って言ってたから、恐らく加賀美が自分との友情を重く見すぎて“自分の道”を見失っているのを危惧しての言動だろうし。完全に本心からああいう行動を取ってないっていうのは、うっかり筍を加賀美の分まで持って行っちゃったりなんだかんだで加賀美の用事に付き合ってあげてたりする*3とこからもわかる。
戦闘は本格的な田崎演出が見られるのは次回かなー、楽しみ楽しみ。ただ、今回すっごい不満だったのが、筍を放り上げる→クロックアップ→クロックオーバー→筍キャッチをやらなかったこと。あれはやらなきゃ嘘な流れでしょ! ただ、屋形船の屋根越しの銃撃で蝿ワームが吹き飛ばされる!→上から屋根に空いた穴を通してカブト・マスクドフォームが見えるっていうカットは久しぶりに平成ライダーの戦闘演出でグッときた。
新キャラ・風間大介とゴンはいかにもだなぁ、あの軽い言動とそれにツッコむちょっとマセた子って構図が(笑) 強盗の時の男→ほっとけ 女に変わった→行くぞ!はお約束過ぎてべったべただけど笑っちゃった。突然合コンに乱入した時の天道と加賀美の「お前の友達か?」「知らない、全然知らない」なリアクションもおかしかった、さすがの天道もちょっと引いてるよ(笑) ただ、死に掛けの女ホームレスにも死化粧を施してあげたりと、軽いだけじゃなく本当に全ての女性を愛してるのがわかるのはよかった。これだけで好感度大幅アップ。
ドレイクは一見ゲゲェーなデザインだけど、よく見ると胴体アーマーの被さり具合とかがなかなか味があって面白い。特に、ヤゴの一番の特徴である大きく伸びる下顎をチューブで表したのは面白い発想だと思う。ドレイクゼクターは思ってたよりもかっこいいしなぁ。
……とりあえず、井上脚本+田崎演出ってだけでここまで力入れて感想書いちゃうわたしも釣られまくってますねってことで切り!
そして最後のショートコントは天道の満面の笑顔に吹いた。

*1:違和感といえば、ワームを蛹1匹も倒さずに次回へ引きだったのは確かにちょっと違和感あった。

*2:ただ、井上脚本だと監督が暴走しやすい傾向は確実にあると思うなぁ……(笑)

*3:樹花の強い後押しがあったとはいえ。