ウルトラマンメビウス #7「ファントンの落とし物」

とりあえずファントン星人の似非中国語混じってる宇宙語がおかしかった(笑) 川津泰彦氏グッジョブ。内容は、前半のギャグは面白かったし後半の戦闘や怒涛の展開もすごかったしで今まで高レベルで面白いメビウスの中でも特に面白かった。梶研吾氏って脚本家としてはちょっとアレだけど演出家としてはそこそこいいじゃない。
宇宙人=侵略者で、先制攻撃も辞さないのはほぼ定説か。そりゃーセブンの時の大侵略時代やレオの時の愉快犯的通り魔宇宙人の連続襲来経験してればそういう認識にもなるかぁ(笑) 今回はファントン星人が丁寧に通信を送ってくれたおかげで誤解による戦いは避けられたけど……って他の知的生命体がいる星に降りる時には何らかのコンタクト取るのが常識だわな。バルタン星人に言われた「キミノウチュウゴハワカリニクイ」を今度は地球人側が言うのがおかしかった。そして墓穴掘りまくりのミライ……正体隠す気あるのかお前は(笑)
ファントン星人、食料が貴重な星だけに食事は儀式扱いで宗教的な踊りを踊ったり食後の睡眠は腹を減らさないために必須だったり、文化や生態の違いがよく描かれてて非常によかった。まぁ踊りはマル秘書の推測だからホントはなんかもっと違う理由があったのかもしれないけど(笑)
シーピンを探索中に絡まれてわやくちゃにされてるジョージ哀れ。あんだけマスコミから袋叩きにされてるのに人気あるんだなぁ(笑) コノミ隊員は子供のあしらいが上手いしマリナはバイクで先行するしミライはウルトラの力で捜索するしそれぞれキャラ立ってるなー。そして写メール撮ってるウェイトレスとしっかりポーズ取る補佐官(笑)
パエリアがわかんないミライを生暖かい目で見るジョージがなんかおかしかった。ミライの実質サブリーダー兼マスコット的立ち位置はなかなかにおいしい。
宇宙怪獣を呼び寄せて食べようとしたり怪獣に餌を食わせてから食べようとしたりメビウスを食べるために怪獣を孵化させたり今回のように他人の食料を掠め取ろうとしたり、ボガールって節操無いなー。そこがなんか、いかにも食欲にしか興味がないけどそれが他者にとっては破滅に繋がっていくって感じで不気味でいいんだけど。
メテオール、GUYSの装備にあるのだけじゃなくて重力操作技術とかもあるのか。今後も色んなメテオールが出るといいなぁ、戦闘用途だけに限らず。
リュウ隊員、とうとうセリザワ元隊長と邂逅。セリザワ隊長は記憶を失ってるみたいだけど、ツルギが地球上で活動するために身体を借りてるだけっぽいなー。後で味方になる時の鍵になりそう。
メビウス対ボガール、ぶつかり合うと土煙が起こったり重量感と迫力があって非常によろしかった。しかしメビウスよ、胴体と腕で獲物を捕食する奴にマウントポジションで殴りかかるのは非常に危ないと思うぞ、案の定食われかけたし(笑)
ナイトシュートで街を破壊したツルギに怒るメビウス。第1話では街を破壊してしまったけど、GUYSの仲間とと触れ合って成長してきたなぁ。まぁツルギのせいじゃなくてボガールがいきなり避けたからなんだけど、それ言うなら第1話のメビウスだって攻撃くらって死ぬわけにはいかなかっただろうし。
ツルギとボガール、ファントン星人にも知られてるってことはかなり前からあちこちの星で暴れ回っては迷惑かけてきたんだろうなぁ(笑) 迷惑どころじゃなく戦いに巻き込まれて滅んだ星もありそうだけど。
最後はファントン星人と友好が築かれ、「キエテ、ホシ、キレキレテ」で締め。最後の最後でコノミが「あたしもいつか言えるといいなー。メビウスに、『キエテ・ホシ・キレキレテ』」って、不覚にもぐっときたじゃないか。メビウスはこういうの上手いなー。ファントン星人がシーピン1年分を贈ってくれるらしいけど、もし地球人にも問題なく食べられるなら食糧問題は一気に解決だなぁ。
次回予告、平成の世に『宇宙警備隊』なんて言葉が聞けることに感動。ミクラスパワーアップ?とかかわいいリムエレキング*1登場とかボガールとの激戦とか、盛りだくさんで盛り上がりそう。

*1:感電して骨が見えてるジョージに吹いた。