ウルトラマンメビウス格付け

前回でボガール襲来編が完全に完結し、インターバルを挟んで次々回からはヤプール編開始!というわけで、区切りもいいので今までのメビウスの話の格付けをやってみたり。自分の感想を見直す意味も込めて。


  • 第1位:戦慄の捕食者(第8話)、復讐の鎧(第9話)、GUYSの誇り(第10話)

序盤の山場、ツルギ三部作*1。決戦までの繋ぎが非常に上手く、ドキドキした。ボガールで引っ張りすぎという感想も見かけたけど、個人的にはエレキミクラスの大活躍やグドンツインテールと1話に1回は絶対に見せ場を作っていたので、そんなに無駄に引き延ばした感はなかったと思う。メビウス&ツルギ対ボガールモンスはメラ燃え。主題歌をバックにした格闘戦、それに縦横無尽の空中戦が格好よすぎる。

  • 第1位:誓いのフォーメーション(第17話)

ウルトラマンヒカリ最終回。ツルギ三部作が燃えなら、こちらは感動。最後のウルトラ五つの誓いで泣いた。ただ、感動してたけどあれで萎えたとか内容があまりに幼稚すぎて興醒めとかいう感想も結構見られて、メビウスの過去作を取り込んでいくという方向性はマニアにはいいけど肝心の今の子供にとってはどうなんだろうなーと少し不安になった。

  • 第1位:初めてのお使い(第12話)

徹頭徹尾馬鹿話。ギャグをやるならここまでやらなきゃ!と拍手喝采。コダイゴンジアザーの意外な強さも印象に残った。ショーバイハンジョー!!ショーバイハンジョー!!


上の三つは正直甲乙付け難かったので、同率1位に。

  • 第6位:不死鳥の砦(第15話)

ガンブースター登場。反射バリアやハイマットフルバースト(違)など、とにかく格好いい! ゲストキャラのアライソ整備長も、ステレオタイプな最新技術嫌いの頑固技術者ではなく、キャラに深みが感じられてよかった。

  • 第7位:母の奇跡(第11話)

ウルトラマンヒカリ登場。Radiance〜ウルトラマンヒカリのテーマ〜のイントロをバックにしたコンビバトルが前回に続いて燃える。マケットウィンダムも登場。完全に役立たずだったけど(笑)

  • 第8位:虚空の呼び声(第21話)、日々の未来(第22話)

ミライの謎が明らかに。平泉成氏と五十嵐隼人氏の好演のおかげで、強く印象に残るエピソードだった。メビウスの窮地を救うべく放つ、ガンフェニックストライカーのメテオール攻撃が熱い。

  • 第10位:運命の出逢い(第1話)

記念すべき第1話。初っ端からウルトラの父ウルトラ兄弟の登場、そしてウルトラ五つの誓い、シリーズ通しての敵となりそうな謎の女の登場、全く接点の無かったGUYSメンバーの文字通り『運命の出逢い』、たっぷり間を取ったメビウスの登場、メビウス登場に歓声を上げる人々、ウルトラマンを叱責する隊員など見所盛り沢山。地球に来てすぐに女の子の風船を取ってあげて「ありがとう」という言葉を反芻するミライと、メビウス登場直後の親子の会話が特に印象に残った。

  • 第11位:俺達の翼(第2話)、ひとつきりの命(第3話)

新生GUYSの集結、そしてメビウスとの共闘の確立。ガンフェニックスを“俺達の翼”にするための塗装やメビウスと共に地球を守るという目的を得ることで、隊員が自覚を得ていく展開が上手い。ウルトラマンのお約束に踏み込んだ、カラータイマーの存在意義への言及もよかった。

  • 第13位:傷だらけの絆(第4話)、逆転のシュート(第5話)、深海の二人(第6話)

それぞれ隊員のキャラを描写し、仲間との絆を深めていく話。とりあえずミライは隊内の人間関係をよくするために頑張りすぎ(笑) 第4話での「ありがとう、君のおかげで今日は4分間戦えた」や、第5話にてずっとスタンドプレイでゴールしてきたジョージが始めてメビウスにパスを回すなど、細かい描写がケレン味たっぷりに描かれていて面白い。そしてボガールとツルギの影が見え隠れし始めたのもこの頃だった。初期6話は、どれも無難ながらも非常にいい出来。

  • 第16位:ファントンの落し物(第7話)

ファントン星人やトリヤマ補佐官のコミカルな描写からギャグ話かと思いきや、後に続く布石がしっかり置かれた話。初めての宇宙人が友好的というのは斬新。

メビウスブレイブ登場。話だけなら上位に食い込むほどよかったんだけど、リュウの態度がちょっと気になりすぎてこの位置に。「僕も一緒に戦わせてください!」から主題歌の2番を流す展開や、ブレードオーバーロードの描写は非常によかっただけに残念。

  • 第18位:宇宙の剣豪(第16話)

とにかくテンションが高かった……けど正直ちょっとついてけなかったところも(笑) ザムシャー格好いいよザムシャー。敵でも味方でもいいから再登場希望。

  • 第19位:総監の伝言(第20話)

何故だかちょっとギャグ話。とりあえず対怪獣研究所の人がみんなおかしすぎ。

  • 第20位:孤高のスタンドプレイヤー(第19話)

メテオールショット登場。ジョージの能力が高すぎる故の孤独と、それでも仲間に近付こうとする描写がよかった。何故だかリュウとジョージって絡むことが多いような。

  • 第21位:風のマリナ(第13話)

まさかのムカデンダー登場。ゲストが清水あすか氏ということもあり、なんだか独特の雰囲気がある話だった。相変わらず首と胴体が分離してるのに首をやられると胴体まで悶絶するムカデンダーには笑った笑った、それに対するカドクラさんのものっすごいいい加減な解説も(笑)

  • 第22位:ひとつの道(第19話)

テッペイ話。『医者もGUYSも人の命を救う道であり、決して横道に逸れたわけじゃない』という結論だけで十分。太田愛氏だけに、人物描写が丁寧だった。



こんなところかな。順位付けをしたから上下が出たけど、全体的にかなりレベルが高くて面白い。具体的に言うと最下位でマックスの一番面白かった話くらい。
劇場版と新展開も控えてるし、この勢いを落とさずに最後まで走り切って欲しいところ。そのためにも投資するぞ、するぞ! ネクサスの二の舞はごめんだからな!

*1:勝手に命名