ウルトラマンメビウス #27「激闘の覇者」

総集編+次々回以降の新展開へのネタ振り話。それでも決して手抜きな作りじゃなく、かえって普段の話よりもファンサービスは多かったんじゃないかと思えるところが素晴らしい。マジレンといいリュウケンドーといい、最近の総集編は凝ってて面白いなぁ。昔の今まで起こったこと垂れ流しと違って。
冒頭、アバンがいつものじゃなくてちょっとびっくりした。ああ、でもいいなーこういうの。ウルトラ戦士勢ぞろいというだけで燃えて感動する、この歴史の上にメビウスがあるのかと思うと。
アバン、いきなりウルトラの父と母が再登場。「3万年前の古傷が痛む」と言ってたけど、ウルトラワールドで3万年前に起こった大事件といえば、エンペラ星人が指揮する怪獣・宇宙人の大軍団による光の国への侵攻。この戦いで負傷したウルトラの父を母が看病したのがきっかけで2人が結ばれたということと、この事件がきっかけで宇宙警備隊が設立されたという裏設定は有名な話。つまり、メビウス最強最後の敵はエンペラ星人ということがほぼ確定! これは燃える!
OPは歌詞が2番に。こっちの歌詞もいいんだよなぁ、サビ直前のところとか。そしてウルトラ兄弟勢揃いー!! うっひゃー、素晴らしい! それしか言えない! 影絵も、総集編ということでゼットンを中心に今まで出てきた怪獣を配置という凝ったものだった。まったくメビウススタッフはいちいちツボを突いてくる。
やっぱり地球にボガールが飛来して怪獣頻出期が再来したり、神戸でウルトラ七兄弟に敗れたヤプールが極めて短期間で復活したのはエンペラ星人の差し金の可能性大か。もしかしたら、エンペラ星人がレッサーボガールを無差別殲滅兵器として改造したのがボガールなのかも。
フェニックスネスト・フライトモード起動の後始末が描かれてるのはよかった。そりゃーあれが飛べば中のインテリアとかはめちゃくちゃになるわなぁ。ただでさえGUYSの司令室は各隊員によってかなりカスタマイズされてるし、テッペイのソフビとか(笑)
相変わらず駄目な補佐官は総ツッコミくらうんだけど……えーっと、テッペイ 自重(笑) あのめっちゃくちゃ嬉しそうな顔は素晴らしかった。
今まで戦った怪獣やメビウスを、マケット怪獣のデータ解説という形で説明するのは上手い。そしてそれが様々な理由で却下されていくのは面白い(笑) 特にミライがえらいマケットメビウスを嫌がってるのがツボだった。
イカルガだからイカルス星人でも使ってろ!」で吹いた。あいつも広域殲滅にはなかなか使えると思うんだけどなー、アロー光線で(笑)
マケットメビウス対マケットゼットンは、ここまでやるかという凝りっぷり。メビウスの倒れるアングルとかっ。初代マンの時の『うつ伏せに倒れたのに次のシーンでは何故か仰向けになっている』っていうミスはさすがに直ってたけど(笑)
メビウスが仮想空間へ飛び込むイメージがグリッドマンまんまで吹いた、またコアなファンサービスを(笑) 思わずベイビダンダン ベイビダンダンと口ずさんでしまった(何)
初代マンが勝てなかった強敵を、仲間との絆で打ち破る展開は燃えた。駄目押しに主題歌までかかったし。ゼットンバリアでメビュームスラッシュが砕けたり、バリアが真上にはないことに気付いたジョージのアドバイスで流星キックを放ったりいちいちツボにくる。
更にエレキミクラスウィンダムと連携してのライトニングカウンター・ゼロで見事オリジナルのゼットンを撃破! いやー、最後の最後に熱い展開で素晴らしかった。ミクラスの後ろから飛び出してきたウィンダムのフライングアタック、更にその後ろからメビウスがフライングパンチ!の見事な連携に燃え燃え。
ミライが仲間との絆を再確認して、地球に来た喜びを噛み締めてるところで次々回に帰還命令が下るわけで……こういう構成がメビウスはホントに上手いなぁ。
次回は円盤生物ノーバ登場!+コノミの眼鏡にまつわるお話。とりあえず円盤形態で高速飛行して体当たりかますノーバに吹いた、見た目は赤いてるてる坊主以外の何物でもないくせに(笑)