コードギアス 反逆のルルーシュ #16「囚われ の ナナリー」

マオ退場。『心が無差別に読める』ということを生かしたルルーシュの牽制とスザクの過去暴きを全部こなしてある意味理想的な退場だった。C.C.に殺されたっていうのは本人的には満足だったんじゃないかなーと思う。たった2話の登場だけど、能力を生かしてルルーシュを追い込む様子や草尾毅氏の怪演でものすごく印象に残るキャラだった。
え、ええー、会長のお見合い相手ロイドかよー。仕事場に呼び出すのもアレだけど、「じゃあ結婚しよう」「はやっ!?」「じゃあ保留?」心底どーでもよさそーな態度が素敵すぎ
新婚さんな扇とヴィレッタ吹いた。監視カメラをしっかり仕掛けてる辺り、扇もお人好しで優柔不断のきらいはあるけど一応非合法活動をやってきたテロリストとしての警戒心は持ってるのね。
う、むー、コーネリアはクロヴィスだけじゃなく、ルルーシュとナナリーのことも悼んでるのかー……。マリアンヌの庭園を模した場所を作ったり絵を描いていたクロヴィスといい、ルルーシュって味方に付けるべき人を殺していってるような。でも、クロヴィスの記憶だとコーネリアはマリアンヌ暗殺について何か知ってるんだよなぁ、不審に思って独自に調べてたりしたんだろうか。この様子じゃ第一容疑者だったシュナイゼルも怪しいなぁ。
なにこのストライダー朱雀。分身まではなんとか耐えてたけど壁走りで吹き出した、こいつもう人間じゃないよ(笑) 「常人には無理だ!」「なら僕がやる!」って会話噛み合ってないように見えて実際その通りだったのがなんともおかしい。
自分にギアスをかけるなんて、クライマックスに持ってきそうな展開をここで惜しげもなく使っちゃうかー。ホントに先が読めない展開だ。
スザクの罪は、予想通り父親殺し。つまり前に言っていた「間違った手段で手に入れた結果に価値などないと思うから」っていうのは、自虐の言葉でもあったわけだ。日本を守ろうと父親まで殺した結果が日本人が虐げられている現状だから尚更に。こういう並みのアニメなら『ものすごくいい人』で済まされてしまうようなキャラに、矛盾や欺瞞を容赦なく突き付けるのはさすが谷口悟朗監督作品。
マオへのとどめをC.C.に刺させるのはよかったけど、C.C.中華連邦行ってないよねあのタイミングだと(笑)