天元突破グレンラガン #11「シモン、手をどけて」

「兄貴は死んだ! もういない!
 だけど、俺の背中に、この胸に……一つになって生き続ける!」
「穴を掘るなら天を衝く! 墓穴掘っても掘り抜けて、突き抜けたなら俺の勝ち!!」
「俺を誰だと思っている……俺はシモンだ、カミナの兄貴じゃない!
 俺は俺だ! 穴掘りシモンだ!!」

シモン復活。ようやくカミナの遺言である「お前を信じるお前を信じろ」を理解してくれた。しっかし2クール4部構成とはいえハイスピード&ハイテンションだなぁ、そこが気持ちいいんだけど。
前回シモンが「兄貴に勇気付けられたおかげで助かった」と言っていた思い出が、カミナは「シモンのおかげで勇気付けられて強がりを言えた」って言っていたというのが……この二人の、カミナが引っ張っていってるように見えて、実はシモンがカミナの突っ走る原動力になっていたという関係は本当に上手く描写されてるなぁ、話を動かすきっかけにもなってるし。
シモンが立ち直ったもう一つのきっかけ、ニアもいいね。世間知らずで空気は読めないけど、きちんと何がいいことで何が悪いことかを直感で見極めてどんな相手にでも臆せず正論を言える芯の強さを持ってる。だからお騒がせ娘ではあるけどウザくはないキャラ描写になってる。
ラガンが駆け付けてから、ゲンバーを一蹴するまではもう興奮しっ放しだった。挿入歌が歌詞が非常にマッチしてて素晴らしい。これがカップリングなら、もう空色デイズは買うしかないね。兄貴の思い出を振り切ってのギガドリルブレイクは兄貴最期のそれよりも燃えたかもしれない。