女王蜂

5月初めにBS2でやってて録画したのを今頃消化。
真犯人の動機自体は割とありきたりというか正直出てくるのが唐突でなんだよそれって感じだったけど、重要な単語である『蝙蝠』の本当の意味、真犯人を庇うために殺した女のあまりにも哀しすぎる愛とどろどろした人間関係の織り成す救いようのないストーリーはさすが金田一だった。金田一耕助がほっとんど役に立たないところも(笑)
演出的には事件が起こった直後に画面を6分割して各々の反応を捉える手法*1やストーリーにも深く関わってくる毛糸球の描写など、さすが市川崑監督と唸らされるものがあった。
さーて後は悪魔の手毬唄病院坂の首縊りの家だ……後者は市川金田一の中で一番ややこしいらしいから気合入れて見ないと。

*1:これアニメだったかにパクられてたなぁ、なんだったっけ。エヴァのテロップの表示とかが市川金田一のそれから取ったものなのは有名だけど。