ウルトラマンネオス ＃3「海からのSOS」

ウルトラマンネオス(3) 海からのSOS [DVD]

怪獣が出て、それを防衛チームが追って最後にウルトラマンが倒すというものっすごいテンプレなお話。普通のウルトラだとこれに大自然の怒りだとかゲストキャラと隊員との触れ合いとかが付加されるんだけど、そういうものが一切ない逆に珍しい話だった。
今回の怪獣シーゴリアンは、無数に寄り集まった魚がダークマターの影響で変異したスイミーのお話みたいな怪獣。どんなに狭いところでも、水路で繋がってさえいれば魚に分裂して移動できるというのは新鮮だった、それで散々HEARTを振り回すし。こういう怪獣の場合自然破壊だとか人間への怒りだとかになるのがお約束なんだけど、あえてそういうのを否定していたのが印象的。
シーゴリアンの特性から行動パターンを分析して、河口に火器を集結して待ち伏せを仕掛けるHEARTの作戦がきちんと描かれてて格好いい。まあシーゴリアンが分裂できるのを知らなかったために裏をかかれちゃうんだけど。
最初に書いた通りテーマ的なものはほとんど語られなかったんだけど、水族館の館長の「海の素晴らしさを伝えるためには、水族館という矛盾したことをしなきゃいけない」という台詞が印象に残った。