獣拳戦隊ゲキレンジャー #38「ビバビバ! もう1人のレツ」

レツの話……と見せかけて、実質ゴウ兄さんの話だった気がする。ひっさしぶりに噛ませでも解説役でもなく、一人でおいしいとこ持っていったし。
強くなるためならなんにでもホイホイ飛び付くと思ってた理央様が、幻獣拳に対しては警戒しまくりで吹いた。まああのロンを信じろって方が無理な気もするけど。ホイホイ飛び付いちゃって微妙に立場がなく、「血盟しちゃった私はどうなるのよ〜?」なメレ哀れ(笑)
フェニックスメレ強ーい。ジャンレツランがスーパービーストオンしてないとはいえ、5人全員を圧倒とは。炎使いまくりの攻撃も派手だし。まあ所詮初登場補正で、次戦う時は普通に互角か下手したら1対1でぼっこぼこでしょうけどね! メレ→獣人→幻獣の変化をジャンがスーパービーストオンと表現してたのは、なるほどと膝を打った。確かにあれはスーパービーストオンと同種のものに見えるなぁ。
シユウは中国の神話でめちゃくちゃメジャー+大物な魔物の割には、あっさりやられたなぁ。まあ特殊能力型は能力を破られると弱いのが常だけど。モチーフはミノタウロス+鏡ということでマジシャンかな、喋り方とかターバンっぽい頭とか。
偽レツをゴウ兄さん以外誰も見破れなかったことに吹いた。特にシャーフー、「左手も鍛えておるのじゃな」とか言って実は見抜いててゲキレンジャーに任せてるのかと思ったら、本気で気付いてなかったみたいだし……拳聖って……(笑)
キバットージャウルフはよかった、ちゃんとゲキワザもゲキバットの翼とゲキウルフの脚の両方を使う技だったし。とどめを特に意味もなくサイダイオーに譲ったのは、販促なのかなぁ……正直もう手遅れな気もするけど、前回サンヨに手も足も出ず今回もシユウに1対1でぼっこぼこにされてたし。
「簡単に一つ消えたな、幻獣の星とやらも儚いものだ」全視聴者の言いたいことを代弁してくれた理央様はやはり真の主役。さすがにロンもちょっと焦ったのか、四幻将最後の一人、幻獣キメラ拳のスウグを目覚めさせる……多分目覚めさせたんだろうけど、スウグがずーっとあの中で外の話聞いてたようにも見えた(笑)
スウグの姿は、キメラらしく禍々しく歪んでいるがその中央にあるのはまさしく白虎。調べてみたら、スウグとは詩経に出てくる魔物で、まだら模様の白虎だったとか。キメラはライオンの頭と山羊の胴体と蛇の尻尾を持つ怪物だし、ジャンと理央様両方に因縁を持つ者としてこれほどぴったりのモチーフはないな、上手い。人間体(と恐らく声も)はあの大葉健二氏らしいし、これは今後どうなるか楽しみ。