スーパーナチュラル シーズン1 #19「呪われた肖像画」

ディーンはほんと女性関係が終わってるというか、なんというか……(笑)
殺された恋人や母親のことをまだ引きずってるサムと、不器用でやり方が乱暴ながらもそれを気遣うディーンの絆はやっぱり強いね。母親と恋人を黄色い目の悪魔に殺されて、父親とも足手まといになってしまうって理由で一緒に暮らせないようになっちゃったら、そりゃあ誰かを好きになることに臆病にもなるわなぁ……今回サラに危険な目に遭っても肯定してもらえて、一歩前進できたみたいでよかった。
今回のヒロインなサラ、強欲な画商の娘ということでしたたかで強いところもあるけどサムの全てを受け入れる器もあって、ほんとにいい子だった。ディーンの「お前彼女と結婚しろ」に大いに賛成する(笑) サムとの仲は一応ハッピーエンドで終わったから再登場を見たい……とはいえ、こういうキャラの再登場ってたいてい死亡フラグだからなー、複雑なところ。
今回の敵は肖像画に宿ったという、これまたホラーものじゃお馴染みの悪霊。絵を焼いても復元する→父親が火葬されてなかったので、死体を焼く→実は火葬されてる娘が一家虐殺して自殺した、怨霊の正体だった→じゃあ依代は?→そっくりに作られ、髪の毛を埋め込まれていた人形だったという、畳み掛けるようなどんでん返しが面白い。
少女の霊を遠ざけるための塩が見つからなくて「塩分控え目か?」とジョーク飛ばすサムと、納骨堂のガラスケースを必死で銃のグリップで叩き割ろうとして「俺は馬鹿か」ってセルフツッコミするディーンには笑った。特にサム、命の危機なのにそんなこと言ってる暇あるのか(笑)
ラスト、サムとサラのキスを見て「それでいい」と言いつつ嬉しそうな寂しそうな顔をするディーンが印象的だった。