『相棒〜警視庁ふたりだけの特命係』season6 #1「複眼の法廷」

あー、この殺人事件すら利用して一番思い通りに状況を運んだ奴が野放しになる後味悪い終わり方、まさに相棒だなー。一見まともなこと言ってる三雲判事の、実際は自分の思想信条で人の運命を狂わせたエゴイストぶりと巧妙に証拠は残さず自分の手は下さない汚さが凄まじい。気付いてたの右京さんと小野田くらいで、おまけに小野田は流そうとしてるのもやるせない。裁判員制度ということで妙に思想がかったものになるんじゃないかと心配してたら、その方面ではバランスよく主張を織り交ぜてて嫌味になってなくてよかった。
スペシャルで右京さん激昂はお約束だなー。それを抜いても、警官という仕事に誇りを持っててそれを汚すことが許せないのは今までのシリーズでも描かれてたから説得力は十分あった。いいなぁ、「恥を知りなさい!」(笑)
次回は特命係第三の男・陣川再登場。まさかまた出てくるとは思わなかったわ、無駄に濃いキャラだったけど(笑)